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無知ノ知

京都の大学生カトナヲが自分本位な百裂拳を繰り出していきます。ご期待あれ。

人間に出来てコンピュータに出来ぬこと、それは「ひらめき」

本の紹介

 今回は本の紹介。

茂木健一郎『ひらめき脳』新潮新書

www.amazon.co.jp

新潮新書の本を買ったのは恐らく初めて。表紙のデザインが新鮮(笑)昨日の大学のパターン認識に関する講義で参考資料として紹介されたので、講義後に行ったBOOK-OFFでみつけて即買いしました。

著者の茂木氏は、まあ有名人ですよね。日テレ系の「世界一受けたい授業」で、アハ!体験を紹介していたのをみた!という人も多いのではないでしょうか。そのときは徐々に変化するイラストを用いた問題を扱っていた気がします。

本書は、コンピュータのおかげで飛躍的に技術が進歩した現代社会でこそ、人間にできてコンピュータには出来ない「ひらめき」が重要であると説いた本です。

序盤はふわふわした抽象的な表現が多く、掴みどころがないなあと思っていましたが、次第に専門的な知識が顔を出すようになります。しかし僕のような脳科学に関しての素人を突き放すような調子ではなく、随時例が挙げられていて分かり易かったです。そして最後は茂木氏の「ひらめきを掴め!」という熱い思いで締めくくられていて、なんだか自己啓発本のような調子になっていたました(笑)

僕が過去にひらめいたことで記憶に残っているのは、大学受験者向けの『大学への数学』という月刊誌が毎月行っている「学力コンテスト」の問題を長時間かけて解いたことです。

月刊「大学への数学」

添削課題をやるわけですが、成績上位者は誌上に名前が載るということもあって一時ハマっていました。学力コンテストで出題される問題は(僕にとっては)どれも難問で、机に向かって解法を考えるだけでなく、通学中もいろいろ思慮をめぐらしていました。解法がひらめいて答えにたどり着いた時には、思わず声が出てしまうような驚きと快感があったのを今でも鮮明に覚えています。

この僕の体験にも脳科学は理由を与えてくれました。なぜひらめきは記憶に残るのか、どうすればひらめくのか、などなど。

あと、やっぱりコツコツ地道に学習することが大事。この本を読んで痛切に感じました。今やりたいことを積極的にやっていくのは勿論重要ですが、日々のコツコツを蔑ろにしないようにしたいですね。